Vorwerk

フォアベルク社の歴史

フォアベルク社は1883年にカール・フォアベルクとアドルフ・フォアベルクの兄弟によってカーペットメーカーとして設立されました。

カーペットメーカーとして設立

フォアベルク社の本拠地であるブッパタール市はドイツ織物産業の中心地としての長い歴史を持ち、1901年に世界発の懸垂型モノレールが開通した場所としても有名です。

1901年に世界発の懸垂型モノレールが開通

フォアベルク社は急速に成長し、カーペットだけではなくカーペットを製造する機械自体の開発に着手し始めました。

カーペットを製造する機械自体の開発に着手

フォアベルク社のカーペットはすぐに世界的に名を馳せることとなり、1904年のセントルイス万国博覧会では金メダルを勝ち取るまでになりました。

1904年のセントルイス万国博覧会では金メダルを勝ち取る

1920年代にはフォアベルク社はさらに技術的分野での発展を遂げ、蓄音機の駆動装置を製造、そこから小型の電気モーターを製造していきました。

小型の電気モーターを製造

後にラジオが台頭し蓄音機が時代遅れとなった時、フォアベルク社は新たな可能性を模索しました。彼らは蓄音機に搭載していた小型のモーターを掃除機に組み込んだのです。こうして1930年にコーボルトが誕生しました。
コーボルトの掃除機の事業は急速な成功を収め、1934年にはフォアベルク社の最大の部門として確立しました。

コーボルトの掃除機の事業は急速な成功

第二次世界大戦中にフォアベルク社の製造機部門は壊滅的なダメージを受けてしまいました。しかしながら屈することなき起業家精神により、戦後、再スタートを切ることに成功しました。

第二次世界大戦中にフォアベルク社の製造機部門は壊滅的なダメージを受けてしまいました

戦後フォアベルク社とそのコーボルト製品はにわかに活気づき、様々な用途に用いる付属品がコーボルトを多用途かつ便利な製品にしていきました。コーボルトはこうして伝説となっていったのです。1949年には100万台目のコーボルト掃除機を売り上げ、1951年初頭にはすでに35もの国々に輸出されていました。

1904年のセントルイス万国博覧会では金メダルを勝ち取る

現在フォアベルク社は様々な部門を有し、70か国以上に事業展開しています。コーボルトの他に万能調理器"サーモミックス"が爆発的に売れ、大きな成功を収めています。2015年にはフォアベルクグループ全体の売り上げが3,461,000,000ユーロに達し、世界中で12,600人もの従業員と60万人以上の自営販売外交員がフォアベルク社のもとで働いています。

コーボルトの他に万能調理器

このような国際化を経て、ドイツ本国で製造開発されることが成功への非常に重要な柱となっています。ブッパタール(ドイツ)にある工場は目下のところフォアベルク社にとっての最重要製造拠点です。そして研究・開発センターも隣接され200人以上の優秀な技術者が革新と未来の成功のために日々研究を重ねています。

フォアベルク社にとっての最重要製造拠点です

今日ではフォアベルク社の製品は多くの直営店で販売されています。ドイツ国内では主要都市の中心街に約50の直営店があり、日本では東京と福岡にショールームがあります。

東京と福岡にショールーム